北斜面ノート、はじめます

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定年まで数年。「引退後、どうする?」を考えるようになった。

収入にしても、年金だけでやっていけないのはわかっている。

長年ITエンジニアとして働いてきた。しかし、定年後までITどっぷりという働き方はしたくない。

なぜなら自分の体がもう、長時間座ることを拒否しているのだ。最近は、座っているだけで背中や腰が辛い。体がボロボロになっている自覚がある。

意外だが、体力がある若いうちでなければ、オフィスワークは無理だと思う。年を取ったら、体を動かす仕事でなければだめだ。

さらにいうと、体を動かすにしても自然の中がいい。若いときは全くわからなかったが、人も自然の一部だというのを、ようやく理解できるようになった。

自然の中で体を動かす仕事というと、農業が最初に思いつく。しかし、体は動かしたいが、あまりハードワークは嫌なのだ。それはそれで体を壊す。

ハードワークでもなく、週何日か農業をやって、あとはのんびり暮らしたい。

実家の裏山のことが、頭に浮かんだ。


実家の北側の50アールぐらいの土地。畑が少しあるぐらいで、大部分は荒れ放題だ。この土地を整備すれば、農業はできそうである。土地が足りなくなれば、少しずつ広げていけばいい。

定年してから一から始めるのは遅いので、今からできるだけ準備をしておきたい。

しかし問題は、定年するまでは会社員としてフルタイムで働かなければならないことだ。つまり農業に使える時間は土日祝日くらいしかない。

もう一つ、今住んでいるところは実家から車で1時間ほど離れており、そんなに頻繁には行けないことだ。そうなると、野菜や穀物、果物などを扱うのは難しいのではないか。

毎日見て回れるような距離でないと、食料品は厳しいだろう。

そう思って、色々調べるうちに「枝物」という仕事を知った。


枝物というのは、家に飾ったり、花屋や葬儀、ブライダルなどで使われる木の枝のことだ。

例えば、花桃やコデマリ、松など、そういった木を育て、枝を切って市場に出す。

最近はインスタグラムの影響もあって、室内に飾るインテリアとしても需要が広がっているらしい。

その枝物を育てて、販売するのを枝物農業と言うらしい。

植えてしまえば毎年出荷できる。管理は剪定がメイン。水やりは基本、雨まかせでいい。うまく設計すれば、月に数回しか畑に行けなくても成立する。

定年後にフルタイムで働きたいわけではない。年金と合わせて、お金にある程度不自由しないくらいに稼げればいい。

これは自分の希望や環境では最善の選択肢ではないか。


まずはやってみることだ。枝物なら最初から大きな投資も必要ない。木の苗を植えて、大きくなるのを定年まで待つ。

さっそく今年、最初の10本を植えようと思う。

このブログは、その記録だ。うまくいくかどうかはわからない。ただ、考えたことと、やったことを、ここに残していく。


次回: なぜドウダンツツジなのか

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